院長の西村です。
前回は、鍼灸治療は、
科学的エビデンスがないために、
信用が低く、
受診率が、7%という悲しい現実のお話をしました。
今回は、 慶応大学医学部非常勤講師、 鳥海春樹先生のお話から、
鍼灸業界が取り組んでいる、
科学的エビデンスについてお話しします。
今、鍼灸業界では、様々な人たちが、
大学や、研究所で、
鍼灸の科学的エビデンスを実証しようと、
日々、研究を重ねています。
その研究の中でわかってきたことは、
はりやお灸の刺激が、中枢神経や末梢神経に、
何らかの影響を与えているということです。
しかしながら、
何らかの影響を与えているということは、
わかってきているのですが、
それが、
もっと詳しく、
どんな影響を与えているのかの実証は、
まだ、進んでいない状況です。
鳥海春樹先生は、
その実証方法に問題があるのではないかと、
考えているようです。
次回は、鍼灸の科学的エビデンス実証方法の
問題点と解決法について、
鳥海先生の見解をもとにしながら考えていきたいと思います。
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