古代医学における伝説上の人物 ① 伏羲(ふっき)

【興味のある方・学生・治療家向け】 

 私たち鍼灸師が行なっている、 「中国医学の歴史」をひもといていくブログです。 

ちょっと難しめです。でも面白いです。

 院内教育用ブログも兼ねています。

 東洋医学出版の「中国医学の歴史」を主な参考文献としています。


 中医学の歴史の中で、歴史上、重要な人物たちがいます。

 今回は、「古代医学における伝説上の人物 ①」です。 


古代文献に出てくる人物は、

実在している人物というよりは、

伝説に出てくるような、

神様や仙人といった、人離れした超能力を持った人物として描かれています。

 今日は、伏羲(ふっき)という人物を見ていきたいと思います。


伏羲(ふっき)は、

古代の伝説に著されている「三皇五帝」の「三皇」の一人です。

 彼は初めて「易学」の「八卦」を画した人で、

「易経」の著者とされています。

 古文によると、鍼灸における「古代九鍼」の創始者でもあります。

 また、「木徳」の人物とされています。

 彼は、薬草を採り、鍼や砭石を作って、

民衆の病苦を癒した伝説の人物として、古文に描かれています。 


 次回は、「古代医学における伝説上の人物 ②」についてです。

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