本日は『ターンオーバー』についての基礎知識や、実はあまり知られていないターンオーバーの正しい周期についてご紹介いたします。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
1.『ターンオーバー』=『細胞の新陳代謝』
2.年齢とともに変わる肌の新陳代謝
3.ターンオーバーを早めよう!は間違い?
1.『ターンオーバー』=『細胞の新陳代謝』
ターンオーバーとは、一言で言うと「細胞の新陳代謝」のことです。
その働きは、表皮の1番下にある基底層という場所で新しく生まれた細胞が、形を変えながら徐々に表面の角質層に押し上げられ、役目を果たすと最終的に垢となり自然と剥がれ落ちることです。
細胞と言うとちょっと難しく聞こえてしまいますが、美容成分として広く知られているコラーゲンやセラミドなどがそうです。
このように表皮は絶えず入れ替わっているため、表皮に傷がついてもかさぶたとなって剥がれ落ち、もと通りの肌に生まれ変わります。
このサイクルを「ターンオーバー」といいます。
2.年齢とともに変わる肌の新陳代謝
正常なターンオーバーの周期は約28日で、その周期は年齢ともに長くなります。
年齢別の周期はあくまでも目安ですが、年齢×1.5といわれています。
そのため、30歳で約45日、40歳では正常な周期の約2倍、60日にもなります。
「ターンオーバーが遅い」という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、それは役目を終えた古い角質がお肌の上に残り蓄積してしまう・・・ということです。
表面が古い角質で覆われてしまうことで、くすみ、ニキビ、乾燥肌などのトラブルを起こしやすくなります。
また、化粧水や乳液できちんとスキンケアしていても効果が得られないのもターンオーバーの周期が長いことが原因のひとつです。
3.ターンオーバーを早めよう!は間違い?
遅いターンオーバーが悪いなら、早ければ早いほど良いと思いがちですが
それが実は間違いなんです。
その理由は、ターンオーバーの周期が短いと、未熟な状態の細胞が働き、お肌の表面に出てくることで肌のバリア機能が低下し、保湿力も失われます。
その結果、肌荒れ、ニキビ、くすみ、などのトラブルを起こしやすくなります。
特にスキンケアには注意です。
良くやってしまいがちなのが毎日の『洗顔』。
汚れやメイクを落とすために強くゴシゴシ洗ってしまうことで必要な角質まで剥がしてしまいます。
怪我をした時と同じように、すぐに皮膚を作ろうと細胞が慌ててターンオーバーを早めてしまうからです。
なので、洗顔をする際は基本的なことですが、手のひらでしっかりと泡立ててからお肌に乗せて優しく洗うことがとっても大切なんです。
ここに紹介したのはターンオーバーについての非常に基礎的な知識です。
ターンオーバーのサイクルを正常に保つための方法はたくさんありますが
実は、当院で行っている美容鍼灸でも改善することができるんです。
その理由についてはまた当院のブログでご紹介しますね。
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