院長の西村です。
今回は、先日受けた、
慶応大学医学部非常勤講師、
鳥海春樹先生のセミナーでの内容をもとに、
何回かに分けて、
一般の人たちのなかで、
なぜ、鍼灸治療が、
医療として、
選択肢に入りずらいのかを考えていきたいと思います。
鍼灸が、日本で、医療としてみられていないのは、
科学的エビデンス(証拠)に乏しいからです。
鍼灸治療を含む東洋医学は、
いわゆる経験医学と呼ばれるもので、
「針をここに打ったら、こうなった」
という何千年という経験の積み重ねをもとに、
東洋医学という独特な概念を作り出し、
その概念に当てはめて治療を行なっています。
なので、
科学的なエビデンス(証拠)はありません。
科学的エビデンスに基づいている、
現代医学(西洋医学)から見ると、
信用性の低い医学ということになります。
ですので、
鍼灸治療で、治った経験のある人を除き、
鍼灸治療は、怪しい、
信用性の低い治療行為ということになるのです。
これが、日本国民の鍼灸受診率が、
たった7パーセントという、
悲しい現実につながっているのです。
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